現場管理・仕事術

施工管理で報連相が大切だと感じた話|失敗を隠すと大きな手戻りにつながる

onoprodaily

施工管理の仕事をしていると、「報連相が大事」と一度は言われると思います。

報告・連絡・相談。

言葉だけなら簡単ですが、実際に現場で働いていると、本当に大事なのは失敗したときや、「これ、おかしくないかな?」と感じたときの報連相だと思っています。

新人の頃は失敗すると、

「怒られたくない」
「失敗したことが恥ずかしい」
「できる人だと思われたい」

そんな気持ちから、失敗を隠したくなることもあると思います。

自分も現場で仕事をしてきて、報告したことで手戻りを小さくできた経験もあれば、小さな違和感を報告しなかったことで大きな手戻りにつながった経験もあります。

この記事では、そんな実体験をもとに、新人施工管理の人に伝えたい報連相の大切さについて書いていきます。

新人施工管理は失敗したときこそ報連相が大切

普段の仕事でも、「作業が終わりました」「ここまで進みました」と報告することは大切です。

ただ、自分がそれ以上に大切だと思っているのが、失敗したときの報連相です。

新人のうちは初めて経験する仕事がたくさんあります。

最初から何でも完璧にできる人はいませんし、経験を積んだ人でも失敗することはあります。

だから、失敗すること自体を必要以上に恥ずかしいと思わなくてもいいと思っています。

それよりも怖いのは、失敗したことを隠して工事をそのまま進めてしまうことです。

現場では、小さな失敗でも工事が進んでから発覚すると、大きな手戻りになることがあります。

早い段階なら少し直すだけで済んだものが、後からでは簡単に直せなくなるかもしれません。

だから自分は、失敗したときこそ隠さず、すぐに報告・連絡・相談することが大切だと思っています。

型枠を10cm間違えたとき、すぐ報告して修正できた

自分自身、実際に失敗して報告した経験があります。

コンクリートを打設するための型枠を確認していたときのことです。

現場を確認していると、図面と10cmほど違うことに気づきました。

確認すると、自分が職人さんに伝えていた型枠の位置が10cmずれていました。

完全に自分の間違いです。

そこで隠さず、

「間違えてしまったので、もう一度お願いします」

と伝えました。

さらに、

「どうすればいいですか?」

と相談し、その場で対応を考えました。

幸い、まだ修正できるタイミングだったため、すぐに直すことができました。

もしここで、

「黙っておこう」

「あとで何とかすればいいか」

と考えていたら、設計図と10cmずれた状態で施工が進んでいた可能性があります。

工事が進んでから発覚すれば、もっと大きな手戻りになっていたかもしれません。

この経験から、失敗を早く報告すれば、それだけ問題を小さいうちに解決できる可能性が高くなると感じました。

小さな違和感を報告しなかったことで大きな手戻りになった

反対に、

「あのとき一言言っておけばよかった」

と後悔した経験もあります。

冬の寒い地域でコンクリートを打設したときのことです。

冬場は気温が低いため、コンクリートを守るための養生が必要になります。

その日は夜かなり寒くなる状況だったため、多少シートの跡がついても、早めにシートをかけてコンクリートを守ろうという判断になりました。

ある程度固まったところで、上に乗りながら養生作業を進めていました。

ところが、自分が歩いた場所の中に、まだブニブニしていて十分に固まっていない部分がありました。

そのとき自分は、

「ここ、まだ固まっていないな」

と気づいていました。

本来ならそこで、

「まだ固まっていないので、この上を歩いて作業するのはやめたほうがいいんじゃないですか?」

と報告・相談すればよかったと思います。

しかし、その小さな気づきを伝えませんでした。

結果としてコンクリートの表面がボコボコになってしまい、後から補修が必要になりました。

もっと早い段階で報告していれば、補修する範囲を小さくできた可能性があります。

最終的には大きな損失にもつながりました。

自分にとって、この経験はかなり大きかったです。

「ちょっとおかしい」と思った段階で言っておけば防げたかもしれない。

それ以来、小さな違和感でも報告することは本当に大事だと考えるようになりました。

新人だからこそ「これ、合っていますか?」と聞いてほしい

新人の頃は、現場で違和感があっても言いにくいと思います。

「自分はまだ知識がないから、間違っているのは自分かもしれない」

「何言ってるんだこいつ、と思われたら嫌だな」

そんな気持ちもあると思います。

でも、正しいか分からないからこそ確認すればいいと思っています。

例えば、

「ちょっとここ、図面と違うんですけど合っていますか?」

「一緒に確認してもらえませんか?」

これだけでも十分です。

確認した結果、問題がなければ、

「これは合っているんだ」

と一つ勉強できます。

逆に、本当に間違っていたのであれば、大きな失敗になる前に工事を止められるかもしれません。

上司や経験豊富な職人さんでも間違えることはあります。

新人だから気づけないのではなく、新人だからこそ気づけることもあると思います。

安全面でも新人の「これ危なくないですか?」は大切

これは施工そのものだけでなく、安全面でも同じです。

長く現場で働いていると、その作業に慣れてくる部分があります。

一方で、新人が初めてその作業を見たとき、

「これ、危なくないですか?」

と感じることがあるかもしれません。

その違和感は、できればそのままにしないでほしいです。

実際に確認して問題がなければ、それで一つ勉強になります。

本当に危険な状態だったのであれば、その一言から安全対策につながる可能性があります。

事故が起きてから「あのとき危ないと思っていた」と言っても遅いです。

施工だけではなく、安全について感じた小さな違和感も報告・相談することが大切だと思います。

報告する側だけでなく、報告された側の反応も大切

報連相というと、新人や部下が「ちゃんと報告すること」に注目されがちです。

ただ、自分は報告を受ける側の反応も大切だと思っています。

実際に細かいことを報告したとき、

「そんな細かいところまで気づいてくれたんだね、ありがとう」

と言ってもらえたことがあります。

こう言われると、

「報告してよかった」

「また何か気づいたら言おう」

と思えます。

反対に、人によっては、

「なんで新人のお前に指摘されないといけないんだ」

というような反応をすることもあるかもしれません。

それでも、現場を良くするために必要だと思ったことは伝えたほうがいいと自分は思います。

特に自分が後輩や新人から報告を受ける立場になったときには、細かいことでも報告してくれたこと自体を大切にしたいです。

報告しやすい雰囲気があれば、小さなミスや危険を早い段階で見つけられる現場にもつながると思います。

失敗は報告して終わりではない

もう一つ大切にしたいのが、失敗した後です。

「失敗しました」

「すみませんでした」

と報告して問題を解決して、それだけで終わってしまったら、また同じ失敗をする可能性があります。

自分は、失敗したら「なぜ失敗したのか」を考えることが大切だと思っています。

そして、できれば同じ失敗が起きにくい仕組みに変えていく。

例えば、危険な場所で人が落ちそうになったのであれば、

「次から気をつけよう」

だけで終わらせるのではなく、物理的に入れないように囲う方法もあります。

図面の確認不足で間違えたのであれば、施工前のダブルチェックを普段のルーティンに組み込む方法もあります。

人間なので、気をつけていても忘れることはあります。

だからこそ、気合いや注意だけに頼らず、同じ失敗が起きにくい仕組みに変えていくことも大切です。

そして、その仕組みを続ける中で、

「この確認はもう必要ないな」

「こっちの方法のほうが確認しやすいな」

と分かってきたら、また改善していけばいいと思っています。

こうやって自分が仕事をしやすく、失敗もしにくい方法を少しずつ作っていくことも、施工管理として経験を積んでいく一つの方法だと思います。

まとめ|少しの違和感や失敗でも報告・連絡・相談する

新人施工管理の人に一番伝えたいのは、

「少しの違和感や失敗でも、報告・連絡・相談する」

ということです。

新人の頃は、失敗すると恥ずかしいと思ったり、怒られたくないと思ったりするかもしれません。

できれば優秀に見られたいという気持ちもあると思います。

でも、最初から何でも完璧にできる人はいません。

失敗しない人になることより、失敗したときに隠さず報告できることのほうが大切だと自分は思います。

自分自身、型枠の位置を10cm間違えたときには、すぐ報告したことで修正できました。

一方で、冬場のコンクリート打設では、小さな違和感を伝えなかったことで大きな手戻りにつながりました。

両方を経験したからこそ、今は「これ、おかしくないかな?」と思ったら、小さいことでも伝えることが大事だと感じています。

そして失敗した後は、

「なぜ失敗したのか」

を考えて、同じ失敗を繰り返さない仕組みを作っていく。

失敗を隠さず報告すること。そして、失敗を次に生かすこと。

新人施工管理の人には、この2つを大切にしてほしいと思います。

おのぷろくん
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現場管理ブロガー
はじめまして。「デイリーコンパスライフ」を運営している「おのぷろ」です。 生まれは愛知県、その後長野県に移住し、現在は東京で働いています。 「仕事も趣味も楽しむ」をテーマに、日々の記録、ガジェット・旅行・車・楽器関係から現場管理術など、さまざまな内容を実際に経験したことをもとに発信しています。 初心者にも分かりやすく、実際に役立つ情報をお届けできるよう心掛けています。
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