Canon TR9530aを仕事用に1か月使ってレビュー|A3印刷・ADF・両面コピーが便利
仕事でA3やA4の書類を印刷する機会が増え、自宅用にCanon TR9530aを購入しました。
これまでは元請けさんに書類の印刷をお願いすることもありましたが、一度に印刷する枚数が増えてきたことに加えて、社内書類など頼みにくいものもあります。
そこで、「それなら自分でプリンターを用意した方がいい」と思ったのが購入のきっかけです。
実際に約1か月使い、印刷枚数は100枚程度。多いときにはA3を10枚ほど、A4を一気に40枚ほど印刷することもありました。
使ってみて特に便利だったのが、A3印刷だけではありません。
ADFを使った複数枚の読み取りや両面コピー、クラウドを利用したスキャンなど、会社にある大きな複合機に近い使い方がコンパクトな本体でできるところが気に入っています。
一方で、実際に使ったから分かった気になる部分もありました。
今回は、仕事とプライベートの両方でCanon TR9530aを約1か月使った感想をまとめます。
- Canon TR9530aを購入した理由
- エプソンのA3対応プリンターとも迷った
- A3とA4を使い分けやすいのが便利
- A3図面の印刷品質は仕事で使うには十分
- スキャンをよく使う人にも便利
- 車を購入したときにもスキャンが活躍した
- ADFは便利。ただし原稿が斜めになったこともある
- A3は印刷できるけれど、通常のA3スキャンには対応していない
- 本体は思ったよりコンパクト。ただし後ろのスペースに注意
- 初期設定は10分程度。難しくなかった
- 印刷音は近くにいると大きめ。でも隣の部屋では気にならない
- 約100枚印刷した時点ではインクの減りは気にならない
- 1か月使って感じたTR9530aのデメリット
- TR9530aがおすすめなのはこんな人
- まとめ|買い直すとしてもTR9530aを選ぶ
Canon TR9530aを購入した理由
購入した一番の理由は仕事です。
自分の場合、A4だけでなくA3の書類も使います。
これまでは必要な書類を元請けさんに印刷してもらうこともありました。しかし、印刷する頻度や一度に必要な枚数が増えてくると、そのたびにお願いするのも大変です。
さらに社内用の書類など、元請けさんにはお願いしにくいものを印刷することもあります。
多いときにはA3を10枚ほど、最近ではA4を一気に40枚ほど印刷したこともありました。
毎日大量に印刷するわけではありませんが、一度に必要になる枚数が多い使い方です。
そのため、
・A3を印刷できる
・A4も普段使いできる
・スキャンができる
・複数枚の原稿をADFから読み取れる
・両面印刷や両面コピーができる
・あまり大きすぎない
このあたりを重視してプリンターを探しました。
TR9530aはA3プリントに対応し、A4普通紙ならADFに最大20枚セットできます。また、自動両面プリントやA4普通紙の両面コピーにも対応しています。
エプソンのA3対応プリンターとも迷った
購入するときは、エプソンのA3対応プリンターとも迷いました。
検討していたエプソンの機種は、写真などをきれいに印刷できそうだったので、そこには魅力を感じました。
ただ、自分がプリンターに求めていたのは写真をきれいに印刷することより、仕事の書類を効率よく扱えることです。
最終的な決め手になったのが、ADFや両面印刷・コピーなどの使い勝手でした。
自分の場合は仕事の書類を扱う機会が多いので、画質を最優先するよりも、会社にある複合機のような感覚で使えることを重視してTR9530aを選びました。
購入価格は正確には覚えていませんが、家電量販店で4万円前後だったと思います。
なお、2026年9月14日時点のキヤノンオンラインショップ価格は42,900円(税込)です。
A3とA4を使い分けやすいのが便利
実際に仕事で使っていて便利なのが、A3とA4の使い分けです。
自分は下のカセットにA4を入れて、A3は後ろ側のトレイから給紙しています。
そのため、A3を印刷するたびにA4を取り出して入れ替える、といった使い方をしていません。
A3とA4を行ったり来たりする仕事では、この使い方がかなり楽です。
公式仕様でも、カセットはA4などに対応し、後トレイはA3まで対応しています。普通紙の場合、カセットにはA4を最大100枚、後トレイにはA3を最大50枚セットできます。



A3図面の印刷品質は仕事で使うには十分
仕事ではA3の図面を印刷することがあります。
実際に印刷してみても、細かい文字が潰れて読みにくくなることはありませんでした。
色については、自分の印象では少し濃いめに出るように感じます。
例えば緑色が元データより少し濃い緑に見えるような感覚です。
ただし、仕事で使っていて困るほどではありません。
印刷スピードについても特に不満はなく、自分の感覚ではA3の図面1枚がおよそ10秒程度。
大量印刷専用の業務機と比べるものではありませんが、自分の使い方なら十分です。
スキャンをよく使う人にも便利
購入前に想像していた以上に使っているのがスキャン機能です。
仕事では、印刷した書類に手書きで記入して、それをもう一度スキャンして社内に送ることがあります。
そんなときにもTR9530aを使っています。
スキャンしたデータの画質についても不満はありません。
文字はくっきり読めますし、印鑑も問題なく確認できる程度にはっきり読み取れています。
さらに便利なのが、パソコンを立ち上げなくてもスキャンしたデータをクラウドに保存できること。
わざわざ、
プリンターでスキャン
↓
パソコンに保存
↓
必要な場所へアップロード
という作業を毎回する必要がありません。
自分はクラウドに飛ばして保存しています。
仕事で書類を扱うことが多い自分にとって、これはかなり便利でした。

車を購入したときにもスキャンが活躍した
スキャン機能は仕事だけでなく、プライベートでも意外と使っています。
最近、車を購入したのですが、そのときに必要になった書類もTR9530aでスキャンしました。
書類をスキャンして保存し、そのデータをそのまま車屋さんへ送る。
これが自宅で完結します。
免許証のコピーが必要になったときにも便利でした。
以前なら、免許証をコピーするためだけにコンビニへ行っていました。
自宅に複合機があると、こういう「ちょっとコピーしたい」という場面ですぐ使えます。
仕事用として購入しましたが、実際には家庭でも思っていた以上に活躍しています。
ADFは便利。ただし原稿が斜めになったこともある
TR9530aにはADFが付いています。
複数枚の書類を扱うとき、1枚ずつ原稿台に置いてスキャンする必要がないのは便利です。
ただ、実際に使っていて気になったこともあります。
自分の場合、上側のADFから原稿を読み取ったときに、原稿が少し斜めになってしまうことがありました。
そのため、きれいにスキャンしたい書類については、原稿台に置いて読み取ることもあります。
ADFは便利ですが、仕上がりを重視する書類では読み取り結果を確認した方がいいと感じました。

A3は印刷できるけれど、通常のA3スキャンには対応していない
購入前に知っておきたいのが、A3の扱いです。
TR9530aはA3印刷に対応していますが、スキャナーの最大原稿サイズは原稿台がA4/レター、ADFがA4/レター/リーガルです。
そのため、「A3対応だからA3の原稿をそのままスキャンできる」と考えて購入すると、用途によっては困る可能性があります。
ただし、キヤノンにはA3原稿を2回に分けて読み取り、自動で合成してA3コピーする「大判原稿コピー」という機能は用意されています。
自分の場合、ここはTR9530aのデメリットだと感じています。
A3原稿そのものを頻繁にスキャンしたい人は、購入前に必要な機能をよく確認した方がいいと思います。
本体は思ったよりコンパクト。ただし後ろのスペースに注意
A3対応と聞くとかなり大きなプリンターを想像するかもしれません。
実際に使ってみると、本体自体はそれほど大きいとは感じませんでした。
自分はタンスの上に置いて使っています。
重さについても、特別重たいとは感じていません。
公式の収納時寸法は約468×366×193mmです。
ただし、実際に置いてみて気付いた注意点があります。
A3を後トレイから給紙する場合、プリンターの後ろ側にもスペースが必要です。
自分の感覚では10cm程度は余裕を見て置きたいところ。
本体寸法だけを見て壁ギリギリに設置すると、後トレイを使うときに困る可能性があります。
初期設定は10分程度。難しくなかった
初期設定についてはかなりスムーズでした。
自分の場合は10分程度で終わったと思います。
ネットでセットアップ用のページを検索して、表示される説明に沿って進めていくだけでした。
Wi-Fiなどの設定も含めて、特に難しいとは感じませんでした。
プリンターの設定が苦手だから購入をためらっている人でも、それほど身構える必要はないと思います。
印刷音は近くにいると大きめ。でも隣の部屋では気にならない
印刷中の音は、プリンターの近くにいると「結構うるさいな」と感じます。
ただ、隣の部屋へ行くと、自分の場合は印刷していることがほとんど分からない程度でした。
そのため、自宅で夜に印刷することもありますが、今のところ大きな問題にはなっていません。
音に関しては設置場所や住宅環境でも感じ方が変わると思いますが、少なくとも自分の環境では許容範囲です。
約100枚印刷した時点ではインクの減りは気にならない
使い始めて約1か月、これまでに100枚程度印刷しています。
現時点ではインクがものすごく減ったという感覚はありません。
ただ、まだ使用期間が1か月程度なので、インクコストについては長期間使ってから改めて判断したいところです。
キヤノン公表値では、大容量インク使用時のA4普通紙1枚あたりの印刷コストはモノクロ約3.9円、カラー約12.0円となっています。実際のコストは印刷内容などによって変わります。
1か月使って感じたTR9530aのデメリット
約1か月使った段階で、自分が気になっているのは主に3つです。
・ADFで読み取ったときに原稿が斜めになることがあった
・通常のA3スキャンには対応していない
・A3を後トレイから給紙するなら背面にスペースが必要
特にA3については、「A3印刷対応」と「A3スキャン対応」は別なので注意が必要です。
一方、今のところ印刷品質やスキャン画質、印刷スピードなどに大きな不満はありません。
TR9530aがおすすめなのはこんな人
1か月使ってみて、特におすすめしたいのは、A3とA4の書類をどちらもよく扱う人です。
下のカセットにA4、後トレイにA3という使い方ができるので、仕事で2種類の用紙を行ったり来たりする自分には合っています。
さらに、ADF、スキャン、両面コピーなどをよく使う人との相性もいいと思います。
「会社にある大きな複合機のような使い勝手が欲しい。でも、自宅に置けるサイズにしたい」という人には、かなり使いやすいプリンターだと感じています。
反対に、A3原稿を頻繁にそのままスキャンしたい人や、写真印刷の画質を最優先したい人は、他の機種も含めて比較してから選んだ方がいいと思います。
まとめ|買い直すとしてもTR9530aを選ぶ
Canon TR9530aを購入して約1か月。
もともとは仕事でA3やA4の書類を印刷するために購入しましたが、今ではスキャンやコピーなども含めて仕事・プライベートの両方で使っています。
特に便利なのは、A3とA4を使い分けやすいこと、ADFがあること、両面印刷・コピーができること、そしてスキャンしたデータをクラウドで扱えることです。
免許証をコピーするためだけにコンビニへ行かなくてよくなったように、購入前には考えていなかった便利さもありました。
ADFで原稿が斜めになったことや、通常のA3スキャンには対応していないなど気になるところはあります。
それでも、自分の使い方にはかなり合っています。
今の情報を知った状態でもう一度プリンターを買うとしても、自分ならTR9530aを選びます。

