Focusrite Scarlett 2i2を5年使ったレビュー|初めてのオーディオインターフェースに十分だった
オーディオインターフェースが欲しいけれど、「最初から高いものを買う必要があるのか」「安いモデルでも音質は大丈夫なのか」と迷う人もいると思います。
自分も約5年前、とりあえずオーディオインターフェースが欲しくてFocusriteのScarlett 2i2を購入しました。
当時はレビューを見ながら、価格が安くて無難そうなものを選んだというのが正直なところです。
実際に約5年間使ってきましたが、故障や接触不良などもなく、ベースの録音から普段の練習まで使っています。
初めてオーディオインターフェースを買う人なら、Scarlett 2i2でも十分使えるというのが、5年間使ってきた自分の感想です。
今回は、ベースを中心にScarlett 2i2を使ってきた実際の使い方や、良かったところ、音質について感じていることを書いていきます。

- 約5年前に「安くて無難そう」という理由でScarlett 2i2を購入
- ベース→エフェクター→Scarlett 2i2という接続で使っている
- 2チャンネル入力が思っていた以上に便利だった
- 録音よりも普段のベース練習で使う機会が増えた
- 普段の練習ならDAWを立ち上げなくても使える
- 耳コピするときのダイレクトモニターも便利
- 購入当初はPro Tools | Firstを使っていた
- WindowsからMacBookへ変更して現在はGarageBandを使用
- 音質は自宅録音や仮録りなら十分
- ギターも使えるが、個人的にはアンプシミュレーターが欲しい
- 5年間使って故障や不具合は特になし
- 不満はほとんどないが、次に買うなら上位機種も使ってみたい
- Scarlett 2i2は初めてのオーディオインターフェースにおすすめ
- まとめ|録音目的で買ったけれど、今では練習でも欠かせない機材
約5年前に「安くて無難そう」という理由でScarlett 2i2を購入
自分がScarlett 2i2を購入したのは約5年前です。
当時はオーディオインターフェースについてそこまで詳しかったわけではなく、とりあえず自宅でベースを録音できる環境が欲しいと思っていました。
いくつかレビューを見て、その中でも価格が安く、評判もそこまで悪くなかったScarlett 2i2を購入しました。
正確な購入金額は覚えていませんが、当時は1万円ちょっとだったと思います。
安かったので音質について多少の不安はありました。
ただ、レビューを見る限り極端に音が悪いような評価ではなかったので、「最初の1台ならこれでいいかな」という感覚で選んでいます。
結果として約5年間使っていて大きな不満もなく、故障もありません。
最初のオーディオインターフェースとしては、かなり使いやすいものを選べたと思っています。
ベース→エフェクター→Scarlett 2i2という接続で使っている

自分の場合、基本的な接続は、
ベース
↓
エフェクター
↓
Scarlett 2i2
↓
パソコン・ヘッドホン
という形です。
録音するときだけでなく、最近は楽器を弾くときにもほぼScarlett 2i2を使っています。
本体の操作もシンプルで、自分が普段触っているのはほとんどゲインとヘッドホンのボリュームだけです。
いろいろな機能は付いていますが、すべてを使いこなさなくても普通に使えています。
自分自身、AIR機能についても付いていることは知っていますが、今でもそこまで使っていません。
ベースの場合はラインで録ることが多く、自分はラインの音を基準にエフェクター側で音作りしたいからです。
2チャンネル入力が思っていた以上に便利だった
購入するときは、2チャンネル入力があることをそこまで重視していませんでした。
ところが、実際に使ってみるとこれがかなり便利でした。
自分の場合は、生のベース音を入れるときと、エフェクターを通した音を入れるときで必要なゲイン量が違います。
そのため、それぞれ別のインプットを使っています。
生音用とエフェクターを通した音用でゲイン設定を分けておけるので、毎回調整し直す必要がありません。
最初は「2入力も必要かな」と考える人もいるかもしれませんが、5年間使った今から選び直すとしても、自分なら1入力ではなく2入力あるモデルを選びます。
使い始めてから便利さが分かった機能の一つです。
録音よりも普段のベース練習で使う機会が増えた

Scarlett 2i2を購入した当初は、主に録音用として考えていました。
レコーディング前の仮オケ用にベースを録ったり、オリジナル曲のベースラインを録音してバンドメンバーに共有したりしています。
ところが、使っていくうちに録音以上に便利だと感じるようになったのが普段のベース練習です。
以前は自宅用のベースアンプにヘッドホンを挿して練習していました。
ただ、曲を流しながら練習しようとすると少し面倒でした。
昔はスマホにイヤホンを挿して曲を流し、そのイヤホンを耳につけた状態で、さらにアンプにつないだヘッドホンを上からかぶせるようなことまでしていました。
当然ですが、しばらくすると耳が痛くなります。
結局、この方法はやめました。
Scarlett 2i2を使うようになってからは、パソコンでYouTubeや音楽アプリを再生すれば、その音と自分のベースを同じヘッドホンから聴けます。
曲を流しながら練習する環境がかなり簡単になりました。
今では録音するときだけではなく、ベースやギターを弾くときにScarlett 2i2を使っています。
5年前の自分に教えるなら、「これは録音だけじゃなく、普段の練習にも使えるよ」と伝えたいです。
普段の練習ならDAWを立ち上げなくても使える
現在はMacBookを使っています。
普段ベースを練習するときはGarageBandなどのDAWを立ち上げていません。
MacBookにScarlett 2i2を接続して、YouTubeや音楽アプリで曲を再生しながら、ベースを弾いています。
ヘッドホンはScarlett 2i2に接続しています。
パソコン側の音もScarlett 2i2から出せるので、曲とベースを1つのヘッドホンで聴けます。
演奏するときの遅延についても、自分の使い方では特に気になっていません。
「オーディオインターフェース=録音するときだけ使う機材」と思っていましたが、実際には普段の練習でもかなり便利です。
耳コピするときのダイレクトモニターも便利
耳コピするときには、ダイレクトモニターのステレオ設定も使っています。
原曲は両耳から流しながら、自分が弾いている楽器の音を片側から聞こえるようにします。
こうすると原曲と自分が弾いている音を聞き分けやすくなります。
「今弾いた音は原曲と合っているか」
「ベースラインはこれで正しいか」
といった確認がしやすいです。
Scarlett 2i2の第3世代では、ステレオのダイレクトモニタリング時にInput 1とInput 2を左右に振り分けてモニターできます。これはFocusriteの公式ユーザーガイドにも記載されています。
録音機材として購入しましたが、こうした練習での使い方は、購入前にはあまり考えていませんでした。
購入当初はPro Tools | Firstを使っていた
自分がScarlett 2i2を購入した当時はWindowsのパソコンを使っていました。
Scarlett 2i2にはDAWも付属していて、自分はPro Tools | Firstを使っていました。
第3世代Scarlett 2i2の公式ユーザーガイドでも、当時はPro Tools | FirstとAbleton Live Liteが付属していたことが確認できます。
Pro Tools | Firstでは、主にベースの録音をしていました。
本格的な完成音源というよりは、
レコーディング時の仮オケ用
オリジナル曲のベースライン確認用
バンドメンバーへの共有用
といった用途が中心です。
最初のインストールや設定では少し迷った記憶があります。
それでも調べながら進めて、1時間ほどで使えるようになりました。
WindowsからMacBookへ変更して現在はGarageBandを使用
その後パソコンをWindowsからMacBookへ買い替えました。
このときPro Tools | Firstのライセンス認証がうまくいかず、引き継ぎを諦めています。
きちんと手順を踏めばできた可能性はありますが、以前使っていたWindowsパソコンが、なんとか動くか動かないかという状態でした。
そのため無理に引き継ぐことはせず、現在はGarageBandを使っています。
MacBookではScarlett 2i2を接続してすぐ使えたので、現在の使い方で困っていることはありません。
なお、2026年現在もFocusriteはScarlettについて、WindowsのASIO対応DAWやmacOSのCore Audio対応DAWで利用できると案内しています。
音質は自宅録音や仮録りなら十分

音質については、今の自分の使い方なら十分です。
バンドメンバーへベースラインを共有したり、仮オケを録ったりする程度であれば、音質が気になることはありません。
5年使っていて「もっと音が良くないと使えない」と感じたこともありません。
ただし、本格的なスタジオレコーディングで録った音と比べると違いは感じます。
個人的にはScarlett 2i2で録った音の方が、全体的に少しまとまって聞こえる印象があります。
低音が出ない、高音が聞こえないという意味ではなく、スタジオで録った音の方が細かな音の分離や広がりを感じます。
これはあくまで自分が実際に録音した音を聴き比べて感じている部分です。
仮録りやバンド内で共有する音源なら、自分はまったく気になりません。
反対に、本格的なレコーディングを目的にして、より細かい音まで録りたい人であれば、上位のオーディオインターフェースも検討した方がいいと思います。
ギターも使えるが、個人的にはアンプシミュレーターが欲しい
普段はベースが中心ですが、ギターをScarlett 2i2につないだこともあります。
ギターの場合、自分はラインの音だけだとのっぺりした感じに聞こえました。
そのため、ギターで使うならアンプシミュレーターなどを使った方が好みの音を作りやすいと感じています。
一方、ベースはラインの音を基準に音作りすることが多いため、自分の使い方には合っています。
5年間使って故障や不具合は特になし
約5年間使っていますが、自分が使っている個体では故障はありません。
接触不良や気になるノイズ、つまみの不具合なども特にありません。
サイズについても、大きすぎず小さすぎず、机の上に置いていて邪魔にならないくらいです。
特別丁寧に扱っているというより、普通に自宅で楽器を弾くたびに使ってきました。
それでも5年間問題なく使えているので、耐久性についても特に不満はありません。
不満はほとんどないが、次に買うなら上位機種も使ってみたい
ここまで書いた通り、Scarlett 2i2に大きな不満はありません。
現在も普通に使っていますし、壊れていないので買い替える予定もありません。
ただ、もし次にオーディオインターフェースを買うことになったら、Scarlettの上位機種や他メーカーのもう少し良いモデルも使ってみたいと思っています。
これはScarlett 2i2が悪かったからではありません。
5年間使って自宅録音や練習には十分だと分かったからこそ、次は機材を変えると音がどれくらい変わるのか試してみたいという気持ちがあります。
Scarlett 2i2は初めてのオーディオインターフェースにおすすめ
Scarlett 2i2を約5年間使ってきましたが、自分が一番おすすめしたいのは、初めてオーディオインターフェースを買う人です。
自分自身も最初は、
「とりあえずオーディオインターフェースが欲しい」
というところから購入しました。
細かな機能を理解していたわけでもありません。
AIR機能については今でもほとんど使っていませんし、普段触るのもゲインとヘッドホンのボリュームくらいです。
それでも、ベースの録音、バンドメンバーへの音源共有、耳コピ、曲を流しながらの練習まで十分使えています。
最初は価格の安さを一番重視して選びましたが、結果として5年間使い続けています。
まとめ|録音目的で買ったけれど、今では練習でも欠かせない機材
Scarlett 2i2は、約5年前に「安くて無難そう」という理由で購入したオーディオインターフェースです。
購入当初は主にベース録音を目的にしていましたが、今では楽器を弾くときにもほぼ毎回使っています。
特に便利だったのが、パソコンで曲を流しながら、自分のベースも同じヘッドホンから聞けることです。
以前のようにスマホのイヤホンとアンプのヘッドホンを重ねる必要もなくなり、普段の練習がかなり楽になりました。
2入力あることも、購入時にはそこまで気にしていませんでしたが、今では生音とエフェクター経由でゲイン設定を分けるために活用しています。
本格的なレコーディングを目的にするなら上位機種も候補になると思います。
ただ、初めてのオーディオインターフェースとして、自宅録音や普段の楽器練習に使うのであれば、自分はScarlett 2i2で十分でした。
5年使っている今でも、買って良かったと思っている機材の一つです。

